| ホテル 1 |
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| レースがある時はホテルに泊まることになる。 ヨーロッパのホテルを語ると一冊の本になるくらいの違いがあるが、ここではエンドが実際に体験した ホテルの話をしようと思う レースの前日には指定されたホテルに泊まるのだが各国色々なホテルがある。 メカニックとマッサーが乗ったカミオン(トラック)はまずホテルに到着すると受付を済ませる。ヨーロッパのホテルはほとんどが英語、現地語は通じるイタリアではドイツ語(観光客が多い)、スペインでは英語が通じやすい。 ヨーロッパのほとんどのホテルは駐車場が広く軽く10t車も止められるので堂々と横付けする。停める順番は先着順で駐車場が離れていたり狭い時は早く付いたチームが良い場所をとることになる。 普通一つのホテルに2から3チームはいるのが普通で、時には5チーム。最悪は全チーム同じということもあった。 日本のツアーオブジャパンは全部同じチーム同宿しかも高級ホテルなので仕事がしにくくて大変だった。その点北海道はチームも分かれていて非常に仕事がしやすいレースだ。 カミオンを停めたら電源(ホテル内のコンセント)からコードを引いてくる。同時に水道のホースを引いてくるのだがそれぞれのチームがかなり長いホースをもっていてそれを使うことになる。 蛇口は普通一つなので先に着いたチームで気の利いたメカは3つくらいに分岐したアダプターをつけてくれるが そうでないチームは蛇口を独占することがある。この辺は顔になると愛想良く譲ってくれるのだがそうでないときはなんか嫌味を言ってくることがあるが、こっちも仕事なので基本的にはそれを伝えて、あえて無視する。 最初に分岐アダプタをつけると仕事が早く用意できるが、かたずける時はある程度待つ事になる。そこで早く片付けると他チームが不便で、それを外すのを待ってやると次回からの仕事がやりやすくなる。 お互い同じレースで顔を会わせるのでその辺はある程度他チームの事も考えると良い関係が出来る。 この間、マッサーは各選手の部屋を決めて部屋に選手の荷物を置いて、昼食、休憩後、翌日の準備をする。(らしい) メカとして(マッサーも?)重要なことはまず、料理をするレストランのシェフに挨拶しておく事で、2泊以上する時はかなり重要になる。メカは普通仕事が遅くなる事が多く、その分調理場の仕事も遅くなる、それに水道の蛇口も借りる事も多いのであらかじめレーサーキャップなどでご機嫌を取っておくのだ。 あるイタリアのホテルレストランでは最初シェフににキャップを差し出したら地下のカーヴに案内され、そこにはかなりの数のワインがあってでれでも好きな物を10本!持っていって良いといわれて驚いたが、あまり詳しくないとどれが良いのか分からずホテルの名前が入ってるのを3本だけ頂いたことがあった。 仕事の終わりは他チームメカにに”終わった”と言って先に部屋に行く。時々は遅くまで仕事している他チームのメカと色々なを話をして部屋に行く。ヨーロッパのホテルはレストランに併設してバール(軽く飲める)があり、そこで軽く一杯(フランスでは”プチ・クール”といって)食前酒でビールを飲む。選手はすでに食事をしているが、イタリアはスタッフ全員で食べるのが重要なのに対してフランス、スイスは個人主義らしくバラバラな事が多い。メカ・マッサーは食事後よくバルに飲みに行くのだがここであらかじめ渡しておいたお土産、レーサーキャップなどが威力を発揮する。 大体日本人のメカなんて、そうそういないのでホテルのスタッフも色々と聞いてくる。いつも最後は特別価格でビールをご馳走になることが多かった。 そして大体12時頃には寝るのだが、場合によってはもう少し遅くなることもある。 ヨーロッパの朝食はシンプルで夜はおいしくなくても(すいません)朝は大体どこも美味しい。 海沿いのホテルよりは田舎の山のホテルのほうが朝食は美味しいと思うのは気のせいだろうか。特にフランスの内陸はパン(バゲット)とジャムが美味しく、どこでも満足できた。フランスは田舎ほど朝食が充実していてスイス国境のある村ではチーム全員が美味しかったと絶賛していた。そのとき私は原因不明の二日酔いでその朝食を食べられなかったが・。 プロといってもいつも良いホテルばかりではなく、時にはユースホステルや、ホテルとは言えないような大型のビルの部屋だったこともあった。 フランス国内でのレースはカンパニールというホテルチェンを使うことが多く、慣れるとたいした事がないホテルなのだが、あまり良くないホテルが続くとカンパニールがまるで4星にみえるくらい快適に思えた。 |