| sasakiさん ツールド沖縄2006 レポート |
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昨年初参加した「おきなわ」は序盤でパンクし、源河関門で脚切りにあいました。 今年は最低完走、できれば先頭集団、あわよくば10位以内を目標に走りました。
【スタート〜海岸沿い】 6:55、前から10列目ぐらいでスタート。まだ先は長いので無理にあがらず集団中盤に位置する。序盤は集団の密度が高いので落車に巻き込まれないよう気を引き締める。数人逃げて行った後は集団のペースも落ち着いたので、まだ欲しくなかったがアンパン等を少しずつ補給開始。そのうち早くも尿意をもよおしてきたが、自転車上でできるわけも無く我慢する。国道58号に入ると向い風が結構強く集団のスピードもぐっと落ちる。海岸線を淡々と進んでいると、一人また一人と集団からはずれていく。とうとう来ました「おしっこタイム」!!用をすませた後は脚も軽やか?に皆で協力して前を追う。思わず普段のレースからこのくらい協力して走ればいいのになんて思ってしまった。ほどなく集団に追いつきそのまま前に上がり先頭交代に加わっていると、いつのまにか15人くらいの逃げになっている。ここで逃げるつもりはないがあわよくばこのまま登りに入れればと思い、スピードを落とさない程度に先頭交代したがやはり登りの前に吸収された。登り手前のトンネルでは位置争いからスピードが上がり一列棒状となる。徐々に集団内に緊迫した空気が流れてきた。
【普久川ダムへの登り(1回目)】 そのまま集団前方で1回目の普久川ダムへの登りに突入すると、序盤は勾配がゆるいこともありスピードが想像以上に速い。昨年はこの時点でパンクにより独走だったので、このスピードは想定外。最初は集団前方に位置していたが、だんだん苦しくなり徐々に後退しはじめた。苦しい。苦しすぎる。でも1本目の登りはいつも苦しいので、がまんがまんと自分に言い聞かせなんとか集団最後尾から10メートルくらいで山岳Pをクリア。ここから下りで集団をアウタートップで追っていると、なんとチェーンが外側に外れたではありませんか!!!「チェーンをはずすのは乗り手が悪い」との沖縄出発前に遠藤さんから言われた言葉が頭をよぎる。これでレースが終わったら帰るに帰れない!自転車を降りて直そうか迷ったが、クランクを逆回転させたりしながらガリガリしていると、自転車に想いが通じたのかチェーンがうまく入った。そこから踏んで補給Pで集団復帰し事なきを得た。
【奥、辺戸岬付近】 ここまでメイン集団に残っているのは約20人。ここからは下り基調のアップダウンが続く。オーベスト西谷さんがペースを上げようと皆に促すがなかなか協力体制ができない。後ろから追いつかれるのが嫌なので私としては異論がなく先頭交代に加わる。しかし先頭交代するのは4、5名のみで後ろを振り向くと集団は40名くらいに膨らんでいた。 奥の登りは先頭付近でマイペースで走る。ここはそれほど速くなく苦しくもない。HRの音なのか鳥や虫の鳴き声なのか山を走るとピーピー音がこだまする。いったい何なのだろう? 辺戸岬から西海岸にでるとここからは追い風となる。集団から何人かが抜け出し気がつくと10人くらいが先行する形となった。やっと脚が回りはじめた頃なので積極的に走り前に追いつくが、2回目の普久川ダムの登りの前には集団は再びひとつとなった。
【普久川ダムへの登り(2回目)】 ここからシマノドリンキング白石さんがスピードアップ。それに呼応するかのように西谷さんが続く。有力選手が動き出したここが勝負所となるはず。スピードは明らかに1本目もよりも速く、集団は縦長になり徐々に人数がしぼりこまれる。アウターでグルグル回して走っていたが、だんだん脚に乳酸が溜まっていくのを感じフロントをインナーに落とす。すると気持ちも一緒に落ちてしまったのか徐々に集団から離されはじめた。コース上は80キロ・130キロの選手が入り混じり集団との差がわからない。ただひたすら前の選手を追い抜き補給ポイントを通過。果たして先頭集団は何人か?差はどれくらいか? 【アップダウンから源河】 補給ポイントを過ぎて右折してからの長い下りではアウタートップを踏み倒す。すると前に5、6人の集団が見えてくる。もしやと思いがんばって追いつくが世の中そんなに甘いわけもなく130キロや80キロの選手達だった。次々と吸収合併を繰り返していくといつの間にか50人くらいの集団になっていた。普久川ダムで切れた人達も追いついてきたようだ。 まだ脚はあったので源河の登りで集団をリストラにかけ、そのままゴールまで逃げ切る作戦を試みる。登りになると自然と先頭になる。頂上でいったい何人残っているだろうか?しかーし!!先頭から番手に下がったら急に脚が一杯になり集団最後尾までポジションダウン。そしてじわじわ離されはじめる。なぜ??ここに至るアップダウン区間では皆脚にきてたんじゃないのか?もしや脚を貯めてたのか。ここまで集団を引っ張ってきて、ここで切れるなんて悔しい!悔しすぎる!!しかし気持ちでは体を動かすことができず、最後は切れてしまう。 【海岸沿い〜ゴール】 ここからは追い風に乗りゴールまで一直線。切れた10人弱で名護を目指す。平坦のスピードも速くまたもや切れそうになる。「ちょっと待って!」この言葉を発した者から、ひとりひとり途中下車していく。そして気がつくと私が最後尾、前との5メートルの差が詰められない。なんとかもがいて、あがいてへばりつく。植物園の丘では脚をつり万事休すと観念するも気合で踏んでいくとなんとか持ち直す。残り4キロ、前方に源河で切れた集団が見える。追いかけたくても、もう脚が無かった。 ゴールラインを越えてただボーっと芝生の上に座り込んでいると、周りは健闘を称えあう人達の笑い声で満ち溢れていた。昨年は完走できなかった沖縄を走りきった満足感と集団から切れた悔しさが入り混じる。私は後悔する走りはしていないけれど心から満足もしていない。ただ悔しいだけ。だから来年もまた沖縄を走るだろう。 |