先日ライドの後の交わされた会話での朝ごはんの話です。
よくサイクリングでハンガーノックになるケースを聞きます。
ハンガーノックとは感覚的には腹が減って力が入らない状態です。簡単に言えばガス欠です。
ハンガーノックのよくあるパターンは朝早いからということで、ご飯1ハイとか何か少しつまんだだけで走り出すというケースが多いようです。
一度ハンガーノックになってしまうと止まって休まないと回復しにくくなってきます。
それを防ぐには、そうならないような分量をあらかじめ摂るのが最良の方法です。
つまり走り始める前、朝スタートならその前に食べてから走り出します。
サイクリングではそのまま走り続けても、まあまあは走れるので、完全にストップすることは少ないですが最終的にはフラフラで進めなくなります。場合によっては倒れることもあります。
それでも1時間以降は少しづつ何かを摂った方が後半まで体力が維持できます。
途中で補給するのと最初に食べるのでは楽さ加減が違います。
レース目標の練習の場合はできるだけ止まらなくて良い分量を食べてから走り出します。
早起きしないと消化が大変ですが強くなるには消化する能力も高くないと練習量に対応できないのです。
レースは止まりませんからできるだけ止まらない練習をするのが大事です。
練習の場合、食べないままで走り出すと自分では頑張ってるつもりでも運動の負荷(強度)が低すぎて練習になりません。
ツールなど長いステージレースで体力が無い選手が先にダメになるのは内臓からです。消化ができなくなってだんだん体力が無くなります。
逆に腹が減ったからといって食べ過ぎるとそれだけ消化のエネルギーが消耗します。
ステージ中は食べ過ぎない、且つ必要な分は食べ続けないといけないので消耗も増えます。
たとえば夏にたくさん食べると汗かきますが、それだけ食べるにはエネルギーが必要です。
イベント、練習などの前にしっかり食べてみると見違えるように楽になります。
いつもハンガーノック気味のかたは試してみるといいですよ。
だんだん自分にあった適量もわかってくると思います。
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