フレーム素材(ニューバージョン)

大きく分けると4種類に分かれる

アルミ
最近のスタンダードで、軽量なフレームを作ることができる。素材は6000番とか7000番が主に使われるが、素材の厚さや溶接後の熱処理などで
全然ちがう感じになる。一般的に普及モデルは7000系 競技用などは6000系が多いようだ。
特徴は、硬くてよく進む反面振動が伝えやすいため後ろだけカーボンを入れていわゆるバックカーボンンというタイプも多い
力を確実に伝えて、プロの間では今でも人気がある。一方普通のサイクリストには硬すぎる感覚があるらしいが、アルテックやSC61などは
意外と乗りやすい硬さを持っていると思う。
走れば踏んだだけ進むイメージで、加速が良いのはすぐにわかると思うが地面からの振動の細かい部分の吸収は少ない。
今は価格もこなれているので良いパイプも使えるようになり、競技系や初めての人には選びやすい素材といえる
スカンジウムという素材もある、軽量ではあるがプロユースでは寿命が問題で最近は上級グレードでは見かけなくなりつつある。
アルミは素材メーカーもさまざま。

バックカーボン+アルミ
後ろのシートステーをカーボンにすることで振動吸収を増す手法
重量が重くなるときもあるが、乗り味をよくするには良い方法。

スチール(鉄)
一昔前はこのタイプが主流だった
最近は薄いパイプのものも増えて選択肢も増えた。アルミより柔らかく感じて少しだけタワム感覚がなかなか良い
実際にはアルミに比べると重く、硬いのも多いが振動を伝えにくいのが柔らかいと感じるのかもしれない。
カーボンのフレームの流れも鉄の乗り味に近づけているように感じる。
鉄はもう少し重量が軽くなり、安価になればアルミにとって変わる可能性もあるかもしれない。

カーボン
今の高級フレームの主流になりつつある。軽さ、振動吸収どれも良い。
カーボンは元々繊維なので繊維の持つ強度で完成の強度の一部が変わってくる
乗り味はソフトのもハードにも調整できて今後色んなパターンのフレームが出てくるだろう。
最近はカーボンパイプの組み合わせから進化して、フレーム全体での強度バランスを変えてくるようになっている
昔は鉄のハンドメイドビルダーがパイプを変えたようにそれぞれのパイプとのバランスで全体の乗り味を調整している。
UCIなどの規定でダイヤモンド型しかでていないが、カーボンの進化が進むとその形も必要なくなるかもしれない。
また他部品との相性までコントロールしようという動きもあり、まだまだ進化する素材かもしれない。
安いフレームも出てきていて、パイプの肉厚は厚いため、重いことがある。
厚い分振動吸収は良くなく、柔らかいものもたくさんある。メーカーによって開発を続けている所では年々良いものも
出てくるようだ。

チタン
いろいろなパイプ、種類があり良いものもそうでない物もあり判別が難しい。
専業チタンメーカーが出ているが乗った中ではセロッタは抜群に良いと思った。
乗り味は鉄に近く弾性があるものもある。振動は薄くて硬いほど伝えやすいと思う。
製造コストがかかるせいか高いものが多いが、錆びないというメリットはトライスリートなどには良いと思う。
プロの間では人気が意外とある。

マグネシウム
数社が作っている。素材自体割れやすいため今までは部品のみだったが最近はメリダとピナレロで作っている。
素材自体は自然界に多いようで、合金として使っている。その点チタンも同じらしい。
私が考えるにもう少し様子を見たいところで、今でもマグネシウム部品が壊れていることを考えると慎重に選びたいところでもある。
錆に弱く錆部分から折れることが多いので手入れが抜けないフレームと思う。
乗り味は振動吸収が良いといわれている。重量的にはアルミとほぼ同じ。比重が軽くても強度を出すとほぼ同じ重さになる。


最近雑誌で取り上げられていたが、非常に興味がある素材

進化途中の素材は
カーボンとマグネシウムで今後いろいろ出てくるかもしれない。
アルミ、スチールはパイプメーカー主導に対してカーボンは既成のパイプがほとんど存在しないため
比較的新規のメーカーが出てくる可能性もある。
金属はパイプをつくるのに大規模な設備が必要なのに対してカーボンは繊維を扱う技術があれば
工房で素晴らしいフレームを作ることができる。繊維産業の中国でカーボン工場が多い。