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2025以降の自転車情報

更新日:8月8日

マニア向けですよ By えんどう


コロナ前と現在では自転車の価格が上がっています。

割合にして60パーセントほど高くなりました。


ママチャリ四万円の高級グレードは今は65000円


イタリア高級ブランドは120万でムリムリと驚いたのが今や300万円


何が最も大きな原因かというと円安と素材高です。


ヨーロッパはユーロ

台湾、中国、東アジアはUSドル決済


決済には送料も含まれますから1ドル100円が150円になると120万の高級車も180万になるわけです。

そこへ送料も計算されますから上がっていきますし石油が高いので送料もあがります。


ヨーロッパでは自動車に装着するカーボン製品は全て禁止になるようです。

環境に配慮したもののようです。



イタリアの有名ホイールのリムは初期は台湾製で、そこの会社は車のカーボン風ダッシュボードを作っていました。

自転車のカーボンよりもっと柔らかく、事故でも刺さったりしないものです。



社長と台湾サイクルで話した時にもうやってられん!という感じで怒っていましたが、ここの会社だけではなくカーボン製品全体に逆風が吹いています。



理由は廃棄に関することです。


カーボンは安定しているので燃やしても残るし、腐ることもありません。

周りの樹脂が劣化しても繊維は残ります。


昔、中国でできたカーボンの不良品は中国国内で処分していましたが、今は厳しくなっています。

国土に埋めて廃棄していたのですが少し前はアフリカへ輸出するようになりました。


しかしアフリカも環境に配慮するようになり海外のプラスチック廃棄は完全にストップしている国が増えました。


ビニール袋の生産販売が禁止されている国もあるそうです。




最近は日本が買っているようで秋の幕張での新素材フェアではカーボンを作るコーナーは全くみることができず、廃棄カーボンを細かく破砕する機械などは数社展示してありました。




コロナ初期に中国で電力危機という報道もありました。

実際フレーム工場からの連絡で電力ではなく国策として電力やCO2を出す産業の稼働日数を減らしていわゆる炭素排出量を強制的に減らす政策が取られていたようです。

カーボンプライシングという排出量取引です。



自転車のカーボン工場も該当して1週間の間の稼働日数は2日だけ!

週休5日が強制的に導入されました。

これはTEBEで実際体験した話です。





そのため各中小のフレームメーカーは提携して製品をパートごとに分業しました。

この頃はそれぞれの工場でしたが2024頃から大きなビルを活用してフロアごとにその仕事をわけるようにしました。


最近色オーダーが可能になったのは塗装ブースもフロア内に設定して今まで大口顧客優先に対応していたのを止めました。

このやり方で小口オーダーに特化した共有工場がいくつかできました。


大手はキャンセルの数も多く、高圧的な場合や倉庫から出荷させないなど、以前からいろいろな問題を含んでいました。



今、アリエクやいわゆる中華フレームなどでカラー特注ができるのはこういう系の工場でできています。


しかしこういう会社を侮ってはいけません。


彼らは大手、例えばカーボンテックXDSの下請けだったりして技術は高いことろもあります。

XDSもGIANTもPARUDUSも技術的な部分や流通など会社内部では交流があります。



話がそれましたが、こんな感じで世界中環境保全に関する流れの中でカーボンに対しては

ネガティブです。



そこで最近はアルミにまた脚光が当たってきました。

アルミは再生産が容易で無駄なく使えるようです。


カーボンを作っていたブランドもよーく注意してみると軽量アルミが出てくるようになっています。

TEBEのアルミリムの会社も出荷直前にグローリーホイール(GIANT系)に買われました。



アルミも従来の6061とはまた違い、おそらくアルミ素材最先端はGIANTグループのGLM系が握っていると思われます。彼らは高級自動車ホイールのOEMでもあります。またアルミ日用品などの素材メーカーでもあります。フライパンとか鍋など。

3年前もGLMからガンガン使っても削れない中華鍋用アルミサンプルを東北大へ送ったりもしました。



アルミは安価かと思われますが、最新は1000g以下、破断に強くバネ感もあるフレームができているようです。そのため結構高め設定になりつつあります。


カーボンでも丈夫系は1050gとかなのであまり変わりません。


メーカーは素材にアドバンテージを持たせようとしますから

アルミで軽くできるにも関わらず、販売価格が高くて原価が低いカーボンの優位性を出すために中級以下のアルミを重く作る傾向があります。

そうしないと高級モデルの価値が引き出せないからです。



ビギナーはアルミ=重い

カーボン=軽いですが

実際にはアルミも700gは可能です。


これからのカーボンにはどれくらい丈夫か?

壊れにくいか?

が問われると思います。


ピナなどはM40の素材が入って簡単には壊れなくなりました。

T1000で硬さはクリア T1100で丈夫さをクリア M40を混ぜてさらに壊れにくくしています。

その分長持ちするようになりますから価格は上がると思います。


これからヨーロッパでどのような規制が入るか全く不明で日本では情報も無いのでわかりませんが、世界的にはアルミ、金属系が増えるのはほぼ間違いなさそうです。


でも価格は円安が続く限りあまり変化がなさそうです。





以下GROWLY WHEELのページから

”ジャイアントは、アルミスクラップからフレームまですべてをリサイクルし、最も低炭素な自転車を製造しています。”

引用元

ree



以上








1 Comment


nov
Aug 08

カーボンとアルミに世界的にそのような流れがあるのですね。価格の件も勉強になりました。

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